建物の構造と工法について

住宅は、構造種別や工法によって分類されます。また、それぞれが異なった利点を持ち合わせています。自分のライフスタイルや重要視している点と、工法や構造の特長とを照らし合わせることによりスムーズに住まい探しができるでしょう。

構造は主に3種類

1、木造

木造で造られた家は通気性、保湿性、調湿性などに優れており、木は古くなればなるほど強度が増すと言う特徴を持っています。

2、RC造

鉄筋コンクリート構造とは、鉄筋コンクリートを用いた建築の構造もしくは工法。英語のReinforced-Concrete(補強されたコンクリート)の頭文字からRC造と略されています。鉄がもつ粘り強さと引張強度、コンクリートがもつ高い圧縮強度を併せ持っています。

3、鉄骨造

鉄骨造は大きく三種類に分けられ、木造軸組工法と同様に柱、梁、筋交いを利用したブレース構造、柱と梁を完全に固定(剛接合)して筋交いを不要としたラーメン構造、小さな三角形を多数組み合わせたトラス構造があります。 英語のsteelの頭文字からS造とも呼ばれています。

工法は主に4種類

1、木造軸組工法

木造軸組構法とは、日本で古くから発達してきた伝統工法で在来工法とも呼ばれています。木造枠組壁構法がフレーム状に組まれた木材に構造用合板を打ち付けた壁や床(面材)で支える構造であるのに対し、木造軸組構法では、主に柱や梁といった軸組で支えます。設計自由度が比較的高く狭小住宅や不整形地にも対応できる工法です。

2、2×4(ツーバイフォー)工法

2×4(ツーバイフォー)工法とは木造枠組壁構法とも呼ばれています。
欧米では標準的な木造住宅の構法で、構造耐力に優れた枠材と面材とが一体となった『面』で支える構造が特徴です。木造軸組構法が、柱や梁といった軸組で支えるのに対し、2×4(ツーバイフォー)工法では、フレーム状に組まれた木材に構造用合板を張ったパネルで壁や床(面材)で支える箱型の構造で、高い耐震性・耐火性・断熱性・気密性・防音性にも優れています。  面全体で家を支えるため、大きな空間や吹抜けなどがつくりやすいのが魅力です。

3、プレハブ工法

プレハブ工法(プレハブこうほう prefabrication method)とは、あらかじめ多くの部材を工場で生産し、加工する工法のことを言います。建築現場で加工を行わず組み立てるため、他の工法と違い工期が短縮できるメリットがある反面、規格化され融通が利かない構造や、耐久性の低さが欠点になることもあります。

4、その他の工法

上記の他にもRC工法や補強のための筋交いを用いず、柱や梁そのものを強固に固定することにより強度を確保するラーメン工法など工法は多種多様です。