住宅の性能や付帯設備について

住宅を探す際に、どのような性能で、どのような付帯設備があるかを確認するのは、住まい探しのなかで大変重要です。
ここでは代表的な住宅の性能と付帯設備を紹介します。




耐久性・耐震性能劣化対策

日本は非常に地震が多く“地震大国”などと言われています。そのため、部材の強度がとても重要になります。
住まいの寿命とはどれぐらいでしょう。一番耐用年数が長いとされるのは鉄筋コンクリート構造で、50年〜60年と言われていますが、在来工法や2×4なども耐久性が良くなっているので、メンテナンスをしっかり行えばあまり変わりません。
耐久性を左右する最大の要因は「湿気」です。木造のみでなく鉄筋コンクリート造などにおいても、雨漏りや結露は住まいの天敵です。木材の劣化を防ぐには、「水分」・「湿気」への対策が重要なポイントとなります。
在来工法では一般的に地面からの湿気を防ぐベタ基礎を採用しています。
外壁通気層を設ける事で壁体内の湿気が排出され木材の腐朽を防ぎます。
耐久性を損ねる事で腐朽が始まってしまうと、建物の耐震性も犯される事につながります。

断熱性能省エネ対策

断熱性とは外部と内部の熱を通しにくくする性能のことです。高断熱・高気密の住まいは、冷暖房などの消費を抑え、地球温暖化対策になります。
通常使用される窓は、薄く出来ており、流出する熱エネルギーの割合が多く室内での温度差などを生じさせます。また、2枚のガラス間に乾燥した空気を注入しているペアガラスを使う事で、断熱性能が増し、結露を防ぎます。
その他に、高断熱の複層ガラスと遮熱の複層ガラスがありそれぞれ違う特性があります。
住宅の省エネ性能と快適性を高めるうえで、断熱材は重要な役割を持っています。
高断熱・高機密の住宅は快適な住まいの基本なのです。

室内空気性能シックハウス対策

シックハウス対策として、24時間換気システムが建築基準法改正により、すべての住宅に設置されるようになりました。
新築に入居した人が、めまいや吐き気、頭痛する、目がチカチカする、喉が痛いなどの「シックハウス症候群」が問題になっており、その原因の一つとして、家具や建材などから発生するホルムアルデヒドやキシレンなどの揮発性有機化合物と考えられています。「シックハウス症候群」は化学物質の濃度の高い空間に長い間暮らしていると健康に有害な影響を与える恐れがあります。
シックハウス症候群を防ぐには、住宅内に揮発性有機化合物を放出させないことが一番大切です。そのためには、天然材の建材を使用するなど、揮発性有機化合物の放出量の少ない建材を使用する事が重要です。

耐火・防火性能火災対策

一般的に木造住宅は火災に弱い思われがちですが、実は意外と強いのです。燃える時間は柱の太さにより違います。
当然、太い柱を使った方がより燃えにくく安全です。
木は鉄より強度が強く、鉄に比べ熱を中に伝えにくいので、酸素が供給される表面からゆっくりと燃えていきます。
そのため急激に強度が落ちる事はありません。
また、準防火地域内の木造建築物延焼の恐れのある外壁・軒裏・開口部に防火性能が要求され、屋根は不燃材料で葺きます。
火災でもっとも怖いのは、火災の際、発生する有毒ガスです。建材や壁、カーテン、床、断熱材などから有毒ガスを発生する可能性が大変危険です。できるだけ自然素材を使った建材を多く使う事が大切です。
万が一の事を考え燃え広がらない造り、延焼を防ぐ構造にしておく事がとても大切です。
また、消防法により、全ての 住宅に住宅用火災警報器等の設置が義務付けられます。
義務化の時期は既存住宅については各市町村条例により、平成20年6月1日〜平成23年6月1日の間で設置義務化の期日が決められます。
新築住宅は平成18年6月1日より 適用されています。

バリアフリー性能高齢者対策

2020年には日本の人口の約1/4が65歳以上になると言われています。
バリアフリーとは、障壁などの妨げになるもの(バリア)が、無い(フリー)という意味の言葉です。
将来の身体機能の低下や介助が必要になる場合などにより、ちょっとした床の段差が支障になります。
加齢に対応した住まいの安全性などを考慮したバリアフリー機能を視野に入れて取り入れる事も大切です。
バリアフリーには、次のようなポイントがあります。

移動が簡単であり、また操作が簡単
上下の移動を考え、ホームエレベーターの設置や床の高低差をなくすことが必要です。
玄関や廊下、居室、トイレ、浴室などのスペースは車いすでも出入りできるよう幅を広く設け、照明などのスイッチや、コンセントの位置は、車いすの方やお年寄りの方でも不便を感じることのないように配慮するようにしましょう。また、安全面を考慮し階段は、緩やかな勾配が良いでしょう。
将来への対応が可能
万が一、車椅子を使用する場合を考えて、移動のしやすいゆとりのある空間が必要です。いざ、身体が不自由になっても、困るような事がないよう階段などは両端に手すりを設置出来るようにしておきましょう。
事故を未然に防ぐ
手すりを付けたり、床や部屋の出入り口の段差をなくすことで、さらに安全な暮らしが期待できます。
転倒を防止するために居室の床や廊下は滑りにくい素材を使用するようにしましょう。